寄稿文         ヒマラヤの聖地カイラス・マナサロワ―ル湖・ナムナ二

たけさん記

 

ヒマラヤ山脈の北に、ヒンズー教、チベット仏教の聖地と呼ばれる場所があります。
またこの
地はガンジス河、インダス河、サトレジ河、ブラマプトラ河(チベット名ヤルツアンポ河)といった
アジア4大河川の流れ出るところと呼ばれています。写真は航空写真です。(提供者:大阪山の会

大西 保氏)。何か癒された気持ちになりませんか?


カイラス(チベット名カンリンポチェ)はもっとも聖なる山で、宗教上を考慮し、登山許可は永久にでないでしょうが。
手前左にはナムナ二峰(7694m)は、登山許可がでる山です。
初登頂は、
1985年に京都大学学士山岳会と同志社大学山岳会が組織した日中合同登山隊が西面からなされました。
また北稜(写真右手頂上からの稜線)は、日本ヒマラヤ協会隊がアルパインスタイルで初登攀、
その後初登ルートへ縦走しました。快挙です。頂上から手前に降りる顕著な稜線が南東稜です。これは未踏の稜線です。


また写真手前に見える雪山がネパール国境の山。ヤルツアンポ河源流の峰々です。
6000m台の未踏峰が多く残っています。このあたりを古く日本人河口慧海が通り、長谷川伝次郎が写真を撮り、
スエーデン人のヘディンが探検したロマンの地です。
この聖地を訪れ、ナムナ二の未踏の稜を攀じ、ヤルツアンポ源流の未踏峰チャンラヒマールを登り、
さらに、カイラス山を一巡し、この山系(トランスヒマラヤ山脈)の最高峰ルンポカンリ(7095m)を
日本人初として登るしかもアルパインスタイルで。なんて夢かな!?

 

 

 

inserted by FC2 system